みなさん、こんにちは(^^)/
心身ともに快適にお過ごしでしょうか?
さて前回のコラムに引き続き今回は2023年の集大成とでもいいますか、症状は違えど患者さんがよく言われること、思っていることを含めて書いていきたいと思います。
・・が、その前にタイトルにも書きましたが「痛み」に対してあまりにも無頓着な人が多いのではないか!?とここ最近思っていまして(直球で失礼します。。)
2023年の最後の記事にはなりますが少し厳しめの内容になってしまうかと思います。
・・が、2024年を「快適に過ごしていく!」「これからは体を整えていく!」「今まさに痛みで辛い!」という方はどうぞそのままお進みください。
ところでみなさんは痛みに対して生活に支障ない程度なら大丈夫!というお考えがどっか頭の片隅にでもないでしょうか?
だって・・
痛くてもすぐに行ける状況じゃないし・・
どこに行ったらいいかわからないし・・
ずっと痛いわけじゃないし・・
そのうち痛みもなくなると思うし・・
それより仕事仕事!
まずは子ども優先!
家事もしなくちゃ!
とにかく自分の身体のことに使う時間があったらスマホ見てゆっくりしたい!
とか・・一番優先にしないといけない大事なことを後回しにしていませんか??
最終的に放置状態にして痛みがあったことさえ忘れていませんか?
その痛みは身体の中からの訴えですよぉ~!
そろそろ限界にきてるよーー!!
ここらでちょっとお休みしてーー!!
もう限界だぁーーっ!!!!
って。。。
身体は痛みという形で「気づいてーーー!!」とメッセージを送ってるんです。
「痛み」=「日にち薬」
なんかじゃありません。
痛くなる理由があるんです。
痛くなった原因があるんです。
日にち薬は痛みを放っておくということです。
そのうち身体は痛みがいくつもあったら生きていけないので痛みを無いものとしてきます。
痛みを感じていては生活に支障がでるので身体と脳は本能的に痛みを感じなくさせるのです。
痛みの感覚に対して麻痺していくので、その時の痛みの状況や原因も忘れてしまいます。
するとその元々の痛みは放置されたまま改善していないので次は違うところに痛みの弊害を作っていきます。
例えると
腰が痛い!と言って腰を施術しても一向に改善しないという場合などは、何か月か前に足首の捻挫をしたことが原因だったりすると足首を正しい位置に修正しないといくら腰の施術をしてもなかなか痛みがなくなりません。
腰を触らなくても足首で腰の痛みがなくなった!ということは実際によくある話です。
何が原因で痛くなったのか?
痛みの根本はどこなのか?
などを探し当てることに時間がかかります。
たかが痛み!
されど痛み!
です。
今回はしょっぱなから恐怖を煽るような文章を書きましたが「痛み」を日にち薬と言い聞かせ放っておかずに
「最近〇〇するとここが痛いな」だったり
「歩いてると痛みがでてくるようになったな」だったり
「ふとした時に痛い時があるな」だったり
「ずっと痛いわけじゃないからな・・」だったり
ちょっとした痛みを感じた時は忙しい日々の中で自分の身体を振り返るタイミングです。
・最近忙しかったな
・この前ちょっとスジを違えた感覚があったな
・眠りが浅くなってるな
・ゆっくり自分の時間が取れてないな
・冷えたな
・便秘が続いているな
・疲れが取れないな
など痛みが出た直接の原因もあると思いますが、痛くなる前のちょっとしたキッカケ、サインなどもあります。
身体的なところに加え精神的なところも注意深く気にかけていると痛みの予防にもなりますし、痛くなってからも原因を突き止めやすいです。
ここからは
前回に引き続き、来られた患者さんの症状の改善と痛みの原因が全く違うところにあった。
という内容も一緒にお伝えしていきたいと思います。
【その他の記事】
*~*~* Kさん 45歳女性 *~*~*
【右足の付け根(鼠径部)の痛み】
症状としましては
「右足の付け根のどこかハッキリしないけどここ3ヶ月ほど痛みがとれない・・」
「でもずっと痛いわけじゃないからそのうち痛くなくなると思ってたんですが・・」
「他の整骨院や整体院にも行ったんですがなかなか改善しなくて・・」
とおっしゃっていました。
SalaSaに来られるのは年に2~3回程度で、日頃は自宅近くの院で施術をしてもらっていますが、よっぽど改善がない時やしんどすぎて助けを求めている時は毎回、駆け込み寺のように来られます(笑)
今回は足の付け根が痛くなって2回目の来院です。
本人曰く
「前回施術してもらったけどまだ足の付け根は痛い」と。
で、今回は施術の途中段階でも痛みに全く変化がなく、股関節を内側に倒した時や動き始める時など現段階で痛みがでる形を一緒に確認しました。
すると太ももの前側の上、骨が触れるあたりが痛いと。
そこで左右を再度確認しましたところ痛みのある方は硬い!
でもそこは施術するところじゃないような気がしまして、その痛みは先ほどツラツラと書きました二次的弊害として表に出てきている痛みだと思いました。
整骨院などで施術しても3か月痛みが改善しない上に、今回の施術中もそこだけが固まってなかなか変化しません。
そういう場合は、患部を触るのではなく、患者が訴えている痛いところと関連しているところにアプローチする必要があります。
それは「呼吸」
です。
患者が痛いと訴えている右足の付け根(鼠径部)は呼吸と関係があるところでした。
以前から呼吸が浅い方で本人も自覚がありました。
「呼吸がしにくい」だったり「深呼吸しても息が入っていかなくて苦しい」「瞑想をしても楽になるどころかしんどくなる」などを言ってました。
常に頭や身体、背骨が緊張しすぎていて触診する時も異常にくすぐったがったり痛がったりします。
典型的な呼吸ができてない身体なので、呼吸・横隔膜に関係のある背骨の8番目の骨にアプローチ。
すると身体も波のように大きく息を吸って吐いてというスムーズな動きに変化。
十分に呼吸が入った後、再度痛みの場所を触ると硬さが取れており本人も軽い!痛みがない!との反応。
痛みの原因が呼吸と関係していたことに本人も驚いていました。
息が入る体、呼吸が出来る体にしないと股関節をいくら施術してもなかなか痛みはとれないわけです。
もし痛みを放っておいたら・・
右股関節は固まったまんまですがそのうち痛みは麻痺し、バランスも崩れたまんまなので次は腰だったり肩だったりという痛みを新たに作っていくという負のループに入っていくわけです。
四十肩・五十肩なども急になるわけではなく日頃の疲れや使い過ぎの蓄積が痛みとして出てきている典型的な症状です。
【その他の記事:妊婦さん関連】
もう一人別の患者さんでも左太ももの内側が突っ張るとおっしゃっていて、いくら施術しても全く変化がありませんでした。
その方の原因は「冷え」でした。
冷えのお灸をすると改善し、「そういえば!数日前にめちゃくちゃ冷えたんです」と。。
まだお二人とも痛みがでた早い段階で来てくださったのでその前後の状況も覚えていましたし改善も早いのです。
とにかく「痛み」を少しでも感じたら近くの整体院や整骨院にまず行ってみる。
そしてその「痛み」が出た時の状況を詳しくお話する。
出来たら痛みに関係のない話などもされるとどこかにヒントが隠れていますのでそこは先生にお任せしましょう。
たとえば・・「寒くてしもやけが出来た」とか「便秘と下痢を繰り返す」とか「雨の日に滑りかけた」とか「腹立ってケンカした」とかとにかく身体のことや気持ちのことなど施術する先生にお話しましょう。
ちょっとでも身体に気になることがあったらとりあえず診てもらう。
身体からのサインを
放っておかない!
後回しにしない!
無視しない!
気にかける!
を心がけてみてください。
2023年の最後は基本的なことを書きましたが、読んでくださるみなさんが今よりも快適な状態で過ごせますよう今後も発信していきます。
一年間ありがとございました。
また2024年もどうぞよろしくお願いいたします(^^)/
本日も最後までお読みいただきありがとうございます(^^)/
お問い合わせはこちらからどうぞ♡